撮影場所は、自宅からは高岡よりも近く、比較的込み合わない様な気がして砺波駅にしました。
砺波駅前は、駅自体が改装中で、完成すれば近代的な橋上駅舎になるようですし、「ハイカラな駅前」
SL「フラワー号」の到着までには2時間近くありましたので、往路編成は砺波駅ホームから撮る
駅に戻り、入場券を買い、ホームに出ました。
到着15分前ぐらいにはホーム、線路脇に、たくさんのカメラマン.....ん?今日は少し違いました...。
遠くから汽笛が聞こえ、SLが近づいてきました。
区名札はしっかり、高岡鉄道部、いや、高岡機関区(?)を表す「高」という真新しいものでした。
復路は、蒸機が後ろ向きで編成ごとバックして高岡に戻るという話を聞いたので、
10月10日から3日間、開通100周年を迎える城端線に蒸気機関車が走ると
いう話は、以前から知っていましたが、「でも、小型機でしょう?」という考えがつきまとい
「生きている」蒸機を見たことがない私は、イメージだけでC62のような大型機が走らないと
つまらない、と考えつつも、「小型でもいいから本物の蒸機が見たい」という気持ちが勝り、今日
早起きしてデジカメに収めてくることにしました。
自宅からは距離にして約25kmです。早速バイクで出動してR359
をまっすぐ走り、30分程で砺波駅に着きました。
という感じです。
ことにして、復路編成の撮影ポイントの選定も兼ねて、辺りを散策しました。
候補地1:現在は使われていない待避線付近。
候補地2:このアングルで編成全体が入ればいいなぁ...
今日はこの辺にたくさんのアドバルーンが上がっていました
候補地3:駅近くの踏切横から狙う?
汽車が来るまでの線路は、猫の遊び場のようです。
リハーサル。
SL到着までに30分以上あるというのに、ビデオカメラを持った男性がホームの隅の方へ
歩いていったので、「始まったか」とばかりに自分もホームの端へ行き、「定位置」を確保しました。
ホームに掲げてあるSL来航告知看板。この赤いお姉さん達は何なのでしょう?
キャンギャルみたいなものでしょうか?
リハーサル。
子供にSLを見せたい親子連れ、もう一度自分の目でSLを見たい向きの世代が多く、心底「写鉄」
と思われる人が目立たないくらいでした。
「ああ、来る来る....」
到着。
後ろには12系客車。予想はしていた
ものの、旧客ではなく、少し残念でした。
この編成、この駅に全く似合っています。蒸機の大きさも丁度。
これでC62が先頭に立っていたら、さぞかし不自然だったことでしょう(^^;
蒸機には艶があり、ヘッドマークもなく、絶好の撮影コンディションと
なりました。(但し逆光気味;)
キャブ内では、機関助手が投炭作業を行っていました。
21/01/27:今見ると高崎機関区ではないでしょうか…。
蒸気機関車、C56160の動輪。
煙突からもくもくと黒煙を出し、出発準備完了。
高岡行き定期列車と交換。
やっぱり気動車が国鉄色でないと、雰囲気が出ないような気がします。
発車.....機関車全体から絞り出したような大きな
汽笛が鳴りました。騒いでいた子供が黙ってしまうくらい
また、私自身が初めて「生の汽笛」を聴いたので呆気に取
られたくらい、インパクトのある音でした。
大迫力で砺波駅を出発して行きました。
「それを撮ってもしょうがない」と、往路の撮影だけで満足して、帰路に着きました。
97/10/12 追加: その翌日には高岡駅へ蒸機を見に行っています(^^;。