** ないじぇるの鉄道趣味(番外2) **


ついに9月30日が来てしまいました。

「白山」の運行最終日なので、駅へ行って見送りだけして来ようと思っていました。
当日になってみると、「もう一度乗って横軽の最終日を見て来たい」という思いが
強くなりました。寝坊してしまったので、慌てて飛び起き、顔も洗わず、部屋にあ
った昨日の靴下を履いて駅に向かいました。

行程は、前回と同じで行くこととし、前回の経験から
「スノーラビット」に乗るための2時間以上の空きをどう使うかが今回の考慮事項
と思われました。....少なくともこの時点では....

ホームに出ると、カメラを構えた人、インタビューをするTV局などがいて、
「いつもと違う朝」を実感しました。

沿線には、たくさんのカメラマンが「白山」を狙っていました。

車掌のアナウンスも、いつもの事務的なものとは違い、「白山」が今日限りである
ことや、沿線の主要な山の解説もありました。これがなかったら、どれが浅間山か
分からなかったところでした(^^;。
難を言えば、多少たどたどしいアナウンスではありました。車掌も、いつもとは違
うことを話す事に慣れていなかったのでしょう。

今日の朝食は「幕の内弁当」でした。



長野駅に停まっていた「あさま」です。
この暖かみのあるカラーリングとヘッ
ドマークは気に入っていました。

沿線のカメラマンの数も増え、中には、今日初めてカメラを持ったような若い
女性、コンパクトカメラで列車を撮る子供連れのおばさんの姿もありました。

また、カメラを構える手を止めて、「白山」に手を振る人もいました。
特に、中軽井沢を過ぎた辺りで、三脚の林を形成しつつ集団で誠心誠意手を振
っていたグループを見たときは、「さよなら、ありがとう」とこちらに聞こえ
るようで、何かグッと来ました(~~)

今日の軽井沢は、降りて連結風景を撮影する気が起きない程の人出でした。
1週間ほど前に友人が(決して鉄道ファンではなかったはずですが)、連結風景
その他をビデオカメラに収めて来たので、私は席を立つことなく「横軽」を越えました。

横川に着きました。




カメラマンの数は多かったものの、出発が遅れるほどの混乱は
なかったようです。「さよなら日本一の急勾配"碓氷峠"」

高崎に着きました。「白山」も見納めです。


さよなら、「白山」

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97/10/01 写真・文=Nigel